STAY HOME WITH NICE MUSIC ~音楽を楽しもう~VOL. 19 ディーアンドエムホールディングス 澤田 龍一氏

VOL.19 ディーアンドエムホールディングス  シニアマネージャー澤田 龍一氏

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本日は日本で一番B&Wに精通しているであろう輸入代理店D&M(ディーアンドエム)の澤田氏に願いをしました。

澤田氏とは昨年の800D3プレミアムライン試聴会でもお世話になりました。

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イベント内容はこちら

私は入社以来B&Wともに歩んできた部分があります。ランナップが豊富ということもあります。
5555がオープンした2001年はNautilusシリーズが人気モデルとして君臨しておりました。それから2005年に入りツィーターにDiamondが採用され、800D,802D,803Dということで販売を開始しました。2010年に800シリーズが全てDiamondに変更になり、DからシリーズDiamondと名前の変更を行いました。我々の中ではDからSDへということになっております。
2015年にDiamondシリーズがさらにリニューアルされ800D3シリーズが登場し、今でも人気は持続中です。この20年間でも限定モデルのSignature DaimondやSignatureシリーズなど限定モデルも発表してきました。

その時に製品の解説をしてくれるのがほとんど今回ご登場の澤田氏になります。
以前は恵比寿のショールームが多かったのですが、今では本社の試聴室(澤田ルーム)で新製品が出るたびに解説いただいております。

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80D3PEが発売された時にも試聴室にお邪魔いたしました。その時のレポートはこちら

B&Wの話をすると長くなってしまいますのでここまでにさせていただきます。

私とB&Wというページを作っておりますのでこちらをご覧ください。

それではそのB&Wとともに歩んできた澤田氏のセレクションをお楽しみください。

ディーアンドエムホールディングス  シニアマネージャー澤田 龍一氏 セレクト

テレワーク等でSTAY HOMEのみなさんお疲れ様です。
Bowers & Wilkinsにまつわる曲のご紹介ということで、B&Wの音決めに関わった方々にまつわる印象に深いCDを選んでみました。

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”A Tribute To John Bowers”  (BW010)   1991年

まず何と言ってもトップバッターは、創業者であるJohn Bowers(1922 – 1987)です。
彼は病床につく直前まで音質決定の主体的な存在でした。
私は残念ながらお会いしたことはありませんが、
Bowers & Wilkinsが1991年(創立25周年)に制作した”A Tribute To John Bowers” (BW010)というCDに、エピソードを含めて紹介されているということでした。
このCDはプロモーション用ではありますが、かなりの枚数が作られたとのことで、私たちがB&Wの取り扱いを始めた1993年に日本でも数百枚配っています。
今でもUsed CDの検索で見つけることができます。
このCDの曲の中でBowersが特に気に入っていたと言われているのが Track 2.の “Panis Angelicus”  で、
元は The Choir Of Paisley Abbey による”GLORY TO GOD” (DECCA SKL.5049)という1970年にリリースされたLPに収録されていたものです。
Rachel Rough のソプラノが大変美しいですね。

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LP  ”GLORY TO GOD” The Choir Of Paisley Abbey  (DECCA SKL.5049) 1970年
Side 2.  Track2.  FRANK: “PANIS ANGELICUS”    Soprano: Rachel Rough

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Vivaldi Sacred Music 2” (Hyperion CDA66779) 1996年

次は、John Bowersの晩年ころに他社から移籍し、約20年音質決定に関わった Dr.  John Dibb.(2015年に67歳で退職)です。
彼はレギュラーラインの開発にも加わっていましたが、代表作は Silver Signature SS-25, SS-30, Signature 800/805, Signature Diamondなどの記念モデルでした。
彼のかけたCDで印象に残っているのは ”Vivaldi Sacred Music 2”  (Hyperion)  CDA66779 のTrack 13,  “Canta in prato, ride in monte” RV623。
歌っているのは、お気に入りのソプラノ歌手 Deborah York です。

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さて、メインストリームのモデルラインの音決めは、創業者のJohn Bowers亡き後、主に生え抜きの Steve Roeとその弟子の Stephan Piearceで行われてきました。
そしてStephen Pearceがすべて自分でまとめた最初のモデルが、2006年に発売されベストセラーとなったCM1です。
以降、次第に音質評価は彼に委ねられるようになっていきました。
Stephen Pearceは、とても朴訥でシャイな人で、オフィシャルな写真はほとんどありません。
私は1997年にNautilus800シリーズの打ち合わせのために初めてBowers & Wilkinsを訪れました。同シリーズ発表の一年前です。

その時の資料をお見せしましょう。

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最終的にはボツになった806が載っていますね。
このサイズは800シリーズでは実現せず、後にPM1となって発表されました。
Nautilus800シリーズの音のまとめは、801/802/804をSteve/Stephen が、803/805をDr.John Dibb.が担当しました。

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Stephen Pearceの写真は本当に少なくて、2016年Bowers & Wilkins 50周年記念パーティーの席で撮られたものです。
右がStephen Pearce、左が800seriesのヘッドなどを担当したStuart Nevill、真ん中はスピーカーのコンピューター解析の第一人者Dr. Peter Fryerです。

創業者のJohn Bowersはクラシック音楽に深く傾倒し、ポップスには全く関心がなかったそうです。
おかげでDMシリーズのような、よりリーズナブルな価格のどちらかというと若者向けのスピーカーの音決めは、Steve Roeなどが行ったようです。
Dr. John Dibb.もクラシックが好きですが、Stephen Pearceはボーカル中心で、音決めの6-7割はボーカルとのことです。

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“ELEMENTAL”  Lorena Mckennitt (QR QRCD101) 1985年

私が印象に残っているのは、カナディアン・ケルトの Loreena Mckennittのファーストアルバム “ELEMENTAL” (QR)です。
その中でもTrack 2の”She Moved Through The Fair”、トラディショナルな歌で、表面的には恋の歌ですが、アイルランドの独立を示唆するとも言われています。
この他にもケルティックなトラディショナルソングや詩が、彼女なりのアレンジで収録されています。

3曲とも女性ボーカルになりましたが、私の印象に残った、多分あまり紹介されていないCDを選んでみました。
STAY AT HOME での間、お楽しみいただければ幸いです。

D+M シニアサウンドマネージャー
澤田 龍一

島コメント

澤田さんありがとうございました。

中々興味深いソフトの紹介ありがとうございました。
澤田さんの解説はいつも参考にさせていただいておりますし、ソフトのお話も面白いですね。
私もちょっと聞き込んでみようと思っております。

今後ともよろしくお願いします。

DYNAMIC AUDIO 5555 島 健悟

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