ESOTERIC 主要製品年表

皆様こんにちは。
只今、Dynamicaudio5555では、国産ハイエンドメーカーの一角、ESOTERICをマンスリー企画として行っています。

ESOTERIC

それに合わせて、ESOTERICが過去に排出した製品たちを年表にまとめました。
ESOTERIC製品年表
PDFなので少し見づらいやもしれませんが、皆さんがお使いの製品もきっとあるのではないでしょうか。
この年表は、ハード機器のみを掲載していますので、ケーブルやリマスターSACD、あとESOTERICが輸入しているTANNOY等は掲載していません。
今後、機会があったら作ってみたいですね。

<究極国産ディスク再生メーカーを目指して>

さて、この年表をもとに、ESOTERICの歴史を振り返ってみましょう。
別ページに上記のPDFを開いて頂き、それに沿って読んで頂くとわかりやすいやもしれません。

ESOTERICは、国産大手メーカーTEACのハイエンドブランドとして立ち上がりました。ESOTERICは究極や奥義、秘伝等の意味を持ちます。
ブランドとしての立ち上がりは1987年の12月、初代機はP-1/D-1。
P-1
国産メーカーとして当時の最高の技術を用いたセパレート機を発表します。今でもたまに使っている方いらっしゃいますね。ここから一年に一製品~二製品のペースで一体型機やトランスポート、DACを発表しています。

エポックメイキングとなったのが、ブランド創立から10年後の1997年、名器P-0の登場です。
「ESOTERIC P-0」の画像検索結果
内部ピックアップメカVRDSを搭載、斬新なデザイン、圧倒的な物量が投入されたP-0はハイエンド界隈で話題をかっさらいました。国内に留まらず海外からも高い評価を受け、CD再生において右に出る製品なしとまで言われる製品になりました。
二年後のミレニアム2000年にはバージョンアップモデルP-0sを発表。ますます勢いに乗るESOTERICですが、その頃、海外勢ではdCSを筆頭としたハイエンドメーカーが台頭してきます。国産メーカーとしては、SONYからSCD-DR1が2004年に発表、MarantzからはSA-7S1が2007年、DENONからDCD-SXが2008年に発表します。ハイエンドディスク再生群雄割拠の時代に突入します。
そして2003年。母体となるTEAC創業から50周年になる節目、ESOTERICは数々の製品を発表します。まず、ハイエンドマスタークロックジェネレーターG-0/G-0sの発表です。
「ESOTERIC G-0s」の画像検索結果
民生機の価格帯ではほとんど見かけなかったハイグレードマスタークロック。2020の今となってはごく当たり前のように色々なメーカーから出ていますが、この当時としてはかなり冒険的な存在だったのではないでしょうか。
そして、一体型機のフラッグシップX-01とDVD再生を可能にしたユニバーサル機UX-1を発表します。
「ESOTERIC X-01」の画像検索結果
セパレート機で培った技術がふんだんに投入された一体型機のX-01はこの後数年にわたって、X-01 LIMITED、X-01D2へとバージョンアップを行い、この分野の筆頭を行く製品になります。
さて、TEAC50周年の翌年、2004年。ここでも、ESOTERICとしては、今のフラッグシップ機につながる名器が発表されます。もしかするとTEAC50周年よりもESOTERICとしてはこちらのほうが重要かつ重大な年になったのやもしれません。P-01/P-01の登場です。
「ESOTERIC P-01」の画像検索結果D-01
今のESOTERICの各製品のデザインの元につながるフラッグシップ機ですね。新しく開発されたVRDS-NEOを搭載。P-0sから採用されいている別筐体のパワーサプライ、SACDの再生、モノラル化されたDAC等、おおよそディスク再生機として普通に考えれば、オーバーテクノロジーとも思えるP-01/D-01はまさに究極や奥義の名にふさわしい製品と言えるのではないでしょうか。この辺りからESOTERICの製品開発は加速していきます。これまで、年に一機種から三機種ほどの発表を行っていたESOTERICがセパレート機、一体型、そのほかのアクセサリー等を続々と発表していきます。
私天野個人的に注目したいのが、PS-1500という製品です。
「ESOTERIC PS-1500」の画像検索結果
今の製品ラインナップにはなくなってしまっている電源BOXですね。電源に対してあまり関心が高くなかった当時にこのようなハイエンド機を作ったESOTERICに驚きます。当時も色々なメーカーが電源BOXを作っていましたが、完全クリーン電源を目的としたアイソレーショントランスは私としては復活してほしい製品です。
そして、もう一つ注目して頂きたいのが2008年。ディスク再生においては確固たる地位を持ったESOTERICが本格的にアンプ類の発表を行っていきます。Master Sound Worksと銘を打ち、純A級アンプや真空管アンプ等を発表していきました。
「ESOTERIC A-80」の画像検索結果「ESOTERIC A-100」の画像検索結果
当時、私は7Fのアシスタントを行っておりまして、完成直後のA-80等を聴いた記憶があります。ご存じの通り、国産のアンプメーカーとしてはLUXMANやAccuphase(当時は扱いがありませんでした)と言った競合メーカーがひしめく中、ESOTERICのアンプがどこまで認知されていくのか、若造ながらにワクワクしたのを覚えています。
月日は流れ、2010年。この年はメイン機として発表された製品は二機種。一体型K-01とK-03です。
k-01
これまで一体型としてはXシリーズやSAシリーズが定番製品として発表されていましたが、型番をKに変え新たな挑戦が始まります。実は、Kシリーズ発表の前、ESOTERICの脅威となる一体型機が登場します。LUXMANのDシリーズです。ESOTERICとは逆にアンプ作りがメインであったLUXMANが本格的にハイエンドSACD/CDプレーヤーの発表に乗り出します。ESOTERICの特長であった輪郭の強い表現とは違い、滑らかで聴きやすい音作り、そして、スムーズな開閉音・動作音等、ESOTERICの弱点ともとれる部分をクリアしているD-08はこの価格帯のプレーヤーの中でXシリーズの人気を上回るほどの存在となりました。そして満を持して発表されたのがKシリーズです。ハイエンド一体型機の筆頭として…ESOTERICの基本キャラクターを崩すことなく、この分野のトップブランドとしての存在感を感じさせてくれるKシリーズは一気に人気製品となりました。
2013年。いよいよ、現行フラッグシップラインのGrandiosoが登場します。
「ESOTERIC Grandioso p1」の画像検索結果
Grandiosoはイタリア語で堂々と…や威厳のあるなどの意味を持ちます。これまで究極を目指して製品を作ってきたESOTERICの中でもさらに高みを目指したモデルということですね。セパレートモデルのGrandiosoP1/D1、モノラルパワーアンプのGrandiosoM1、その後発表されるコントロールアンプのGrandiosoC1、クロックGrandiosoG1を続けて発表。SACD/CD再生のトップブランドからトータルメーカーとしてのトップブランドを作っていくというESOTERICの強い意気込みを感じます。
2016年には、一体型機のトップモデルGrandiosoK1も発表されます。
「GrandiosoK1」の画像検索結果
そして2017年。4Fとしては、かなり重要な製品が登場します。国産大手ハイエンドメーカーとしては初となるネットワークプレーヤーN-01です。
「N-01」の画像検索結果
ここ価格帯としては国産ではスフォルツァート、海外勢ではLINNやLUMINと言ったメーカーがありました。また、エントリー~ミドルクラスとしてはMarantzやYAMAHA、SONY等も製品を出していましたが、ようやく出てきたかぁ…よかった…という印象でした。ESOTERICのDAC部、そして再生プレーヤーの重要性を改めて感じさせてくれる製品として、4Fではこれまで数々の場面で使用してきたプレーヤーです。また、忘れてはいけないN-03Tの発表。
「N-03T」の画像検索結果
ネットワークトランスポートという少し特殊な製品ですが、USBによる伝送等、他社との互換性(?)もあり予想以上の人気製品となりました。

そして、昨年2019年。現行フラッグシップ機となるGrandioso P1X/D1Xの発表。
新型メカVRDS-ATLASを搭載、国産メーカー初となる集積回路を搭載したDAC等、まさに次世代機としての要素をふんだんに持った製品が登場しました。さらに、その技術を流用したネットワークプレーヤーDACのN-01XD、新しいKシリーズK-01XD/K-03XDを今年に入り発表しました。
「VRDS-ATLAS」の画像検索結果

以上が私天野なりにESOTERICの年表を見ながら振り返った内容になります。
私がダイナミックオーディオに入社したのが2007年頃ですのまさにESOTERIC絶頂期(今でもですかね)で、7Fのアシスタントを命じられた時は、あまりの高級製品に驚き、まともに製品を触れませんでした。それから色々な製品をお客様にご紹介をしてきましたが、5Fの担当を行っていた時、当時5555で行っていたD300という企画でX-05を使用して一位の評価を頂いたことがあります。
5f第7回システム
ESOTERICを好きな方も、嫌いな方もいらっしゃると思いますが、まさにこの分野で世界トップクラスの実力と人気を備えたメーカーです。
これからも沢山の素晴らしい製品を作ってくれると思いますが、まずは、今のESOTERICのサウンドをお楽しみ頂きたいと思います。
今月末まで、5555ではマンスリーを行っておりますので、ぜひご来店下さい。

Dynamicaudio5555 4F 天野
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