Accuphase製品レポート C-2850

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Accuphase
C-2850 プリアンプ ¥1,280,000(税別)

オプション
AD-2850 フォノモジュール¥220,000(税別)

入力

:XLR 2系統 RCA 5系統
:RECORDER IN 1系統
:EXT PRE INPUT  XLR 1系統、RCA1系統

出力

:XLR 2系統 RCA2系統
:RECORDER OUT 1系統

電源   :AC100V 50/60Hz

消費電力 : 40W

最大外形寸法(W×H×D) :
:477 × 156× D412mm
( AD-2850増設時:D414mm)
質量    :24.5kg(AD-2850増設時:25.4kg)

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プリアンプの頂点を極めるC-2800シリーズ。その最新モデルC-2850は創業以来四十数年にわたるノウハウと最新のテクノロジーを駆使して、C-2820をモデルチェンジしました。理想の音量調節を追求したAAVA方式ボリューム・コントロールは、新たな技術によって静粛性を向上し、極上の感触と比類のない性能を実現しています。選びぬかれた最高の部品をふんだんに使い、これらを高度な設計と余裕のある動作によって信頼性を極限まで高め、熟練者の手によって一台一台丁寧に創り上げられたC-2850は、ハイエンドオーディオの特別な世界を心行くまで堪能することができます。

テクノロジー
●左右独立の高効率トロイダル・トランス
●ユニット・アンプ化した各増幅回路は左右独立構成
●ロジック・リレーコントロール回路による最短の信号経路
●プリント基板に《ガラス布フッ素樹脂基材》を採用
●重厚な自然木本木目仕上げのウッドケースに収納

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セレクターとヴォリューム
高性能・高音質『AAVA方式ボリューム・コントロール』搭載
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ATTENUATOR オンすることでマイナス20dB

PHONE   ヘッドフォン端子

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●OUTPUTセレクター

ALL/BAL/LINE(RCA)/OFF/EXT PRE

●GAIN

12dB/18dB/24db
(パワーアンプとの相性でお好みでお使いください)

●BALANCE     左右バランス調整

●COMPENSATOR  小音量で聞く場合に調整

●PHONE LEVEL  LOW/MID/HIGH

●RECORDER    OFF/ON/PLAY

●INVERT

位相切り替え(通常は3番HOT)
入力ポジションそれぞれに対応した位相設定が可能

●MONO      ON/OFF

●DISPLAY     ON/OFF

●FILTER

ON/OFF 10Hz以下の超低域周波数成分をカット

フォノモジュール入力時

●AD GAIN

HIGH MC時 70dB、MM時 40dB
通常はMC時60dB、MM時30dB

●MC/MM     MCとMMの切り替え

●MC LORD    10、30、100、300Ω切り替え

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連動式でのサービスコンセント(200Wまでになります)
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EXT PRE INPUTはAVアンプのメイン出力を接続することで、こちらのプリアンプ
のヴォリュームをスルーしてご使用いただけます。切り替えはフロントになります。
但し、BALで入力されたものはBAL端子からの出力、RCAで入力されたものはRCAで
の出力になります。

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フォノユニット AD-2850(¥220,000)を組み込むことができます。
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発売:2016年9月

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今回の試聴はプレーヤー同社DP-750、パワーアンプ同社A-75、スピーカーB&W 800D3となります。
スピーカーの試聴と違いプリアンプ単体でのコメントは非常に難しくなります。
プリアンプが得意なメーカーもあれば、パワーアンプが得意なメーカーもあります。
今回全てのセットをアキュフェーズで組んでおり、全体的に音像が奥に行き過ぎず、実在感がしっかり出て、厚みのある印象を持ちました。空間表現を主張する訳でもなく、解像度を主張するかというとそうでもなく、モニターかというとそうでもありません。今まで扱っていないブランドですので歴史的なコメントが難しいのですが、当たり前に音楽をならしている印象を持ちます。プレーヤーのDP-750からパワーアンプに直結した後に、このC-2850を使用しましたが、その時に奥行感が増し、より自然な音の粒たち、そして音の高さ表現がしっかり出ますので、やはりその存在意味があることは解りました。以前旧モデルのA-70を使用し、上位モデルのプリアンプとC-3850と比較をしましたが、その時はC-3850より個人的にC-2850のほうがバランスが良く、耳になじみました。ただし、A-75になってからはC-2850とC-3850では価格差をしっかり感じております。
昔のサウンドを知らないので多くは語れませんが、少しづつ現代的な音になっており、個性といった意味では以前の方があるのかもしれません。まだ時代時代による相性的な面もあるのではないかと想像します。プリアンプは音色を強く持つメーカーも多くありますが、アキュフェーズの場合はそうではなく、やはりオーディオ的に大切な、立体表現や実在感を増してくれます。ある意味ソフトに入っている音を素直に届けてくれますので、聞いていて安心感を覚えます。
機能的な面としては、COMPENSATORで小音量時に調整が可能ですが、使用することで全体的なクオリティは下がって聞こえますので、試聴室では小ボリュームでもそのまま使用しております。
こちらのプリアンプは機能が豊富でAVアンプとの併用ができる点も非常に良いところだと思います。2チャンネル分はメインシステム、残りのチャンネルはAVアンプということが可能になります。またMONOボタンもセッティングの際には非常に有効になってくる場合もあります。
通常は隠れているというのも良いですし、シンメトリーなデザインで、さらに昔から変わらないデザインということが多くのお客様に評価されている所以かもしれません。昔憧れた名機達は色々な機能がありましたが、海外製品はそういった機能をつけずに、そのままの音を楽しんで欲しいというプライドを持ったメーカーがほとんどです。ただオーディオには遊び心も必要であり、歴史を彷彿させる意味でもこういった調整ができるというところは面白いところかもしれません。サービスコンセントをつけているブランドは今ではほとんどないでしょう。

フォノモジュールのAD-2850はまだ試聴しておりませんので、いずれ組み込んだ状態で試聴ができればと思っております。使用されているお客様もいらっしゃいますが、非常にクオリティは高いという話を聞いたことがあります。上位モデルのC-3850には組み込むことができませんので、スペース的に厳しいお客様はC-2850にフォノモジュールを組み込むことで、スペース確保ができます。
一般的には他社のアンプと組み合わせるよりも、同一メーカーで揃えた方が個性を引き出せるメーカーに感じました。

こちらはA-75との組み合わせで常時展示しておりますので、是非店頭にてご試聴ください。

また既にアキュフェーズをお持ちで買い替えを検討されているお客様は是非感想をお聞かせいただければ幸いです。

2018年10月28日 Dynamicaudio 島 健悟

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