天ノ視点 -PIEGA COAX711-

皆様、こんにちは。
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木々の葉も赤く染まり、秋の深まりを日に日に感じる今日この頃です。
全国各オーディオ販売店や団体が試聴会を毎週のように行っていますが、ここ4Fも今週末の11月3日(土)にはこんな試聴会を予定しています。

「TAD新製品試聴会 & 200万台スピーカー試聴会」

TADがミュンヘンのオーディオショウで世界発公開し、弊社のマラソン試聴会でも、大きな会場で堂々と鳴っていた期待の新製品TAD-E1TXの発売を記念して、同価格帯のスピーカー達を集めて、一挙に比較試聴を行います。※詳しくは専用ページをご覧ください。

さて、その中で使用しているこのスピーカーが、一足先に4Fに届きましたので、ご紹介致します。

PIEGA COAX711 ¥2,300,000(ペア/別)
・ボトムプレート付属 ¥2,338,000(ペア/別)
・ブラック仕上げ:ブラックアルマイト加工/布製ブラックグリルカバー
・ホワイト仕上げ:ホワイト塗装/布製ホワイトグリルカバー
追加料金:¥100,000(ペア/別)
・ボトムプレート※後付けの場合¥76,000(別/ペア)

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PIEGAは、OCTAVEやクアドラスパイアを輸入しているフューレン・コーディネートが輸入しているスイスのハイエンドスピーカーメーカーです。独自のリボンツィーターを採用し、筐体はアルミキャビネットが特徴的です。ラインナップも豊富で、エントリークラス(約10数万円)TMicroシリーズから、2000万円を超えるMasterクラスまで幅広くご紹介することが出来ます。スイスは時計やカメラ、医療機器といった精密機器において、世界トップクラスの技術力を誇り、PIEGA以外にも、GOLDMUNDやFMAcoustics、NAGRA等の有名メーカーを輩出しています。

<COAXシリーズ>
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COAXシリーズは、広い価格帯と有するPIEGAの中では、中堅クラスになりますが、Masterクラス等の技術をしっかり採用されながら、実用的にホームオーディオのスピーカーとして、一般に使用されることを前提に作られているクラス帯です。シンプルなデザインでお部屋の外観を崩すことなくセットアップできます。ラインナップは今回ご紹介をする711を始め、少し細目の511、ブックシェルフ型の311、センタースピーカーの111の4機種があります。今回はCOAXの魅力を堪能して頂くため711をご用意致しましたが、各製品、それぞれの価格帯において、高いパフォーマンスを得ています。特にブックシェルフ型のCOAX311は、上位モデルと同じ技術で作られたリボン型ツィーターが採用され、自然で滑らかな音場再生を聴かせてくれます。

<COAX711の特長>
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さて、今回の試聴会にて使用する711のご紹介をしましょう。
COAX711は上記の通り、COAXシリーズの最上位にあたるスピーカーです。PIEGAの特長の一つである、新設計同軸リボンユニットを採用し、他社のスピーカーではなかなか聴くことの出来ない中~高域にかけてのしなやかさや、つながりの良さ、再生能力の高さは特筆したい部分ですし、フロント22cm4連ウーハーのうち、二基はパッシブラジエーターとして採用されています。このサイズのウーハーが4基あると低域過多になってしまうようにも感じますが、パッシブラジエーターとして採用することで、必要以上の低域を出すことなく、深みやキレイな余韻を表現しています。このように同軸リボン・パッシブラジエーターと、スピーカーとしては「特殊」とも思える構成を採用しているにも関わらず、まとまりが良く、破綻しない再生能力を得ているのは、設計者の音楽やスピーカーエンジニアとしてのセンスと、強靭はアルミキャビネットの精巧な加工技術によるものだと感じます。
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<音色>
PIEGAは先ほどから触れているように、リボン&アルミキャビネットを採用しているので、キンキンガチガチの硬い音を想像してしまいがちですが、実は、出ている音はとても瑞々しく聴き疲れするようなものではありません。特に今回の711は低域の量感もさることながら、パッシブラジエーターの存在もあり、低域帯の楽器が妙に深みがあり、生々しく感じます。中高域のつながりは良く、音楽が瑞々しく感じるのは、新設計の同軸リボンユニットの存在が大きいようです。特に女性ボーカル等、中域帯が重要な音楽に関しては、他社とは一線を画します。
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<おすすめの組み合わせ>
COAX711はスペック上の能率として92dBを公表しています。昨今のスピーカーの中では、標準的~少し高めの設定です。その為、アンプの出力的にはそれほど大きなものは必要ではありませんが、私個人的には、リボン・パッシブをつながりよくしっかり鳴らす為には、ある程度のパワーを入れてあげたいと感じています。
同輸入元のOCTAVEは真空管ながら、ハイブリッドを採用していますので、トランジスタに負けない出力数値を得ながらも、真空管の質感を持ち、クラシックやしっとりとしたジャズを多く聴かれる方には、とてもおすすめしたい組み合わせです。それとは対して元気の良いサウンドをお求めでしたら、MarkLevinsonやPASS Labといったアメリカン系のアンプと併せても面白いですし、スピーカー自体に癖はありますのが、鳴らし辛いものではありませんので、国産TADやLUXMAN、Accuphase等と併せても面白いと思います。ケーブルやインシュレーター、ボード等にもちょっとこだわってやってみたいという方には特におすすめです。
総じて言えることとしては、以外と鳴らすのがそれほど難しくないという印象です。

<オプションとして>
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ご注文時にも承れますが、オプションでボトムプレートを採用することが出来ます。以前のPIEGAはこのクラス帯のスピ―カーにゴム・シリコン製の足を採用していましたが、床の影響を受けにくくする反面、音が柔らかくなってしまう事があったり、本来のポテンシャルを生かし切るのが難しかったりしました。今回はスパイクが純正採用されています。オプションのボトムプレートを採用することで、音もさることながら、本体自体の安定性が増します。同時ご購入で76000円が半額の38000円になりますので、ご購入を検討されている方は、是非最初にお付けされることをおすすめ致します。
また、どうしてもアルミの筐体がお部屋にあわないという方には、ブラックアルマイト加工やホワイト塗装を施すことも可能です。別途料金と、加工のお時間がかかりますが、嬉しいオプションではないでしょうか。

以上のPIEGA711が登場する試聴会は11月3日(土)です。
お時間のある方は、是非ご参加下さい。
ご予約は、上記専用ページからメール・お電話にてお受付致します。

Dynamicaudio 5555 天野
amano@dynamicaudio.co.jp
03-3253-5555