天ノ視点-ELECTROCOMPANIET-

皆様こんにちは。
秋葉原は暑い日が続きますね…。

さて、来週に予定をしている国産4社合同試聴会の準備を少しづつ進めています。
その中で、4Fが以前から展示を行っているノルウェーのメーカーをフロントスペースに持ってきて鳴らしています。

<ELECTROCOMPANIET (エレクトロ・コンパニエ)>
エレコンlogo
エレクトロ・コンパニエ(以降エレコン)は1976年に誕生したノルウェーのハイエンドオーディオメーカーです。
日本では、以前、一時期輸入をしていましたが、一度、輸入が止まってしまい、約5年ほど前から現在の輸入元のCSフィールドが輸入を再開しました。
現在、日本ではCDプレーヤーとアンプを扱っていますが、本国では、デジタル系、プリメインアンプ、セパレートアンプの他にも、アナログプレーヤーやスピーカーまでラインナップしている総合オーディオメーカーです。
黒を基調とした筐体にアクリルを用いたフロント面は、いずれのモデルにも共通していて、全てのシステムを揃えたくなる存在感があります。

通常は、試聴室内で展示を行っているエレコンですが、来週の試聴会の準備のため、一旦、フロントスペースに移動させて鳴らし込みを行っています。
本日は、現在、4Fにあるプリアンプとモノラルパワーアンプのご紹介をしたいと思います。

EC4.8 定価¥720,000(別)
エレコン2
もともと、エレコンはパワーアンプメーカーとして名を馳せました。しかし、優れたパワーアンプを適切に操作できるプリアンプの存在も、もちろん優れたものでなくてはなりません。
完全バランス設計、そして電源も各チャンネル事に独立されています。北欧のオーディオメーカーらしい聴きやすさはプリアンプの音色でしょうか。しかし、エレコンの面白いところは、北欧メーカーによくみられるストレスのない広がりの他に、少し音楽の粘りのようなものを感じました。この粘りが音楽の抑揚や揺らぎを上手く表現してくれますが、今のメーカーでは、特に北欧系のメーカーではあまり聴かれない傾向です。
入力はXLR×2系統、RCA×3系統あり、ある程度どのようなシステムにも対応できます。

NEMO (モノラル・パワーアンプ) 定価¥2,800,000(別/ペア)
エレコン3
定格出力で8Ω時/600Wという数値を誇り、おおよそ全てのスピーカーを鳴らし切ります。
音質に大きく影響する電源トランスは、輸入元CSフィールド扱いの高品質なものを提供して100V仕様にしています。パワーアンプとしての印象としては、やはり北欧メーカーらしい広がりが印象的です。アメリカン的な元気の良い前に出てくる音ではありませんが、圧倒的な出力数値を持っていますので、大編成のクラシック等を迫力満点で鳴らしてあげたくなります。
W465×D450×H288という大きな筐体ですが、プリアンプと同じ黒地にアクリルのフロント面を持ったデザインで、重厚感がありながらも品のある風格です。大きな躯体ですが、重量は41kgと、このサイズとしてはそれほど重くなく、ギリギリ一人でも運ぶことが出来そうです。

<全体的な印象>
エレコン1
どちらかというと、やはりクラシック系を多く聴かれる方に合いそうなアンプです。広がり、質感ともに高品位ですが、キレやスピード感はそれほどありませんので、バチバチのスタジオ録音よりも、ライブ録音やしっとり鳴らしたい音楽を鳴らしてあげた印象です。以外(?)と面白かったのが管楽器のソロ演奏です。今回はトランペットのソロ演奏を聴きましたが、管のきらびやかな響きを出しつつ、後ろに伸びる余韻や独特の揺らぎが何とも気持ちが良く、思わず聴きこんでしまいました。
デザインもいいですね。昨今のハイエンド製品は無駄な部分を取り除き、シンプルなものが多いように感じますが、

以上プリアンプとパワーアンプのシステムを4Fでは展示していますが、輸入元では、今回ご紹介しました製品の他にも、CDプレーヤー、プリメインアンプ×二機種、フォノイコライザーにモノラル・パワーアンプがもう一機種の扱いがあります。
それぞれがちょっと面白い特長を持っていて、きっとご興味を持って頂けると思います。
あまり、雑誌やオーディオショウなどでは表に出てこないメーカーですが、確かな音質のクオリティを持っているメーカーですので、チャンスがあれば、是非ご試聴なさってみてください。

Dynamicaudio 5555 天野
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