Analog Festival VOL.6 ミニレポート

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6月30日(土)に開催させていただいたAnalog Festival VOL.6ですが、多くのお客様にご参加いただき無事終了いたしました。
ご参加いただきましたお客様へはこの場をお借りして深く御礼を申し上げます。

簡単ではございますが、当日のレポートをお届けいたします。

使用機材(すべてのプログラム)

プリアンプ Constellation Audio Pictor ¥2,400,000

パワーアンプ Constellation Audio Taulus ¥2,700,000

スピーカー  B&W 800D3  ¥4,500,000

<試聴タイムテーブル>

<13:00~13:50> 「Technics SL-1000R」

アナログプレーヤー Technics SL-1000R ¥1,600,000

フォノイコライザー Constellation Audio Andromeda ¥2,600,000

カートリッジ    Phasemation PP-2000 ¥440,000

カートリッジ    AUDIO TECHNICA AT-ART1000 ¥598,000

<プレゼンター>テクニクス担当課長 上松氏/技術 田中氏

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上松氏にTechnics SP-10(SP10はMK3までございます)の歴史をパソコンを使用し、ご説明いただきました。カナダを代表として当時多くのスタジオがTechnicsのプレーヤーを導入したというお話を聞かせてくれました。そして技術の田中氏の方で今回のSL-1000Rの肝となる部分をかいつまんでご説明いただきました。ターンテーブルへのこだわり、そして足回りへのこだわり、そして追加アームベースなど。本体の特徴を感じていただくために途中でカートリッジをPhasemation PP-2000からAUDIO TECHNICAのAT-ART1000に交換をいたしました。当然大きな変化はありますが、S/Nの良さと純度の高さを感じていただけたのではないかと思います。
使い勝手の良さもひとつのメリットになります。じっくり見ると高級感もしっかりあり、お客様の評価も高いです。

今回多くのお客様がTechdasのAir Force Vとの同条件での比較を希望されていたかと思います。そこでその片鱗を感じ取っていただきたく、同条件とはなりませんが、Air Force Vに池田のアームIT-345CR1を取り付け、PhasemationのPP-2000を使用し、比較を行いました。

本当であればAUDIO TECHNICAのAT-ART1000で予定をしておりましたが、ちょっとトラブルが起きてしまいご参加いただきましたお客様にはこの場をお借りしてお詫び申し上げます。

アームの音質を差し引いても、Technicsの特徴とTechDASの特徴を感じ取っていただけたのではないかとは思っております。

このデモンストレーションが終わり、TechDAS取扱いのステラ堀川氏にバトンタッチいたしました。

<14:00~14:50> 「TechDAS  Air Force V」

アナログプレーヤー TechDAS  Air Force V ¥1,150,000

フォノイコライザー Constellation Audio Andromeda ¥2,600,000

トーンアーム    IKEDA IT-345CR1 ¥390,000

トーンアーム    GRAHAM  PHANTOM Elite  ¥1,800,000

カートリッジ    Phasemation PP-2000 ¥440,000

カートリッジ    TechDAS TDC01 Ti ¥850,000

<プレゼンター> ステラ堀川氏

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冒頭はIKEDAのアームとPhasemationのカートリッジでデモンストレーションを行いました。
TechDASのフローティングとバキュームの意味あいをご説明いただきました。
後半は本体よりも高価なアームと自社のカートリッジに変更してご試聴いただきました。
ここが意味するのはカートリッジとアームが及ぼす影響力といった面です。アナログの場合は本体、アーム、カートリッジ、アームケーブルそしてフォノイコライザーという組み合わせで再生されます。本体も重要であるということは当然のことながら、アーム、カートリッジの重要性を感じ取っていただきたく、あえて高級なモデルをご用意いたしました。アームも今回デモいただきましたステラさんの取り扱い製品となります。
また吸着していない状態と、そうでない時にどういった影響が出てくるかの実験もしていただきました。
最後はステラさんとステレオサウンド共同で発売している谷村新司さんのラッカー盤を聞かせてもらいました。アナログ盤はこちら

こちらは何回も再生できるものではございませんので、非常に価値のあるデモンストレーションではないかと思います。

今回アーム装備のダイレクトドライブのTechnicsのSL-1000R、そして4作目のベルトドライブのAir Force Vと双方日本ブランドでありながら方向性の違うアナログプレーヤーを2機種用意させていただきました。価格的な面ではTechDASにIKEDAのアームを取り付ければほぼ同じ価格になりますので、お客様も非常に注目されたのではないかと思います。私個人的にも非常に興味がありました。アナログ的な音の厚み、情報量、個性、そして使い勝手、デザイン、ブランドイメージ。お客様の商品選択には色々な要素があると思います。
追加のアームもそれぞれ装着も可能です。またSL-1000Rはトルク調整で音のニュアンスを変えることもできます。是非こちらは別途ご相談いただければ幸いです。

さてイベントでもお話をさせていただきましたが、SL-1000Rの展示を6月に予定しておりましたが、お客様のご予約殺到につき、お客様への納品を優先させていただきますので、常時展示の日程は未定となっております。リクエストをいただければデモ品でご対応させていただきますので、ご相談ください。

<15:00~16:00> 「DS AUDIO & SOULNOTE E2」

アナログプレーヤー Technics SL-1000R ¥1,600,000

カートリッジ    DENON DL-103 ¥35,000

カートリッジ    DS Audio DS-W2 ¥400,000

フォノイコライザー SOULNOTE  E-2 ¥550,000

<プレゼンター>CSR 設計 加藤氏

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まずはSOULNOTEの全般の設計を行っております加藤氏より製品説明をいただきました。
DS AUDIOのカートリッジに対応しているというところも魅力ですが、それ以上に無帰還回路の魅力、そしてここが肝になりますが、イコライザーカーブの変更ができるといった面です。
是非説明書を見ていただきたいと思います。説明書はこちら
ここまで調べ上げたというところにも感銘を受けます。RIAAカーブではないアナログ盤をRIAAと適正なカーブで聞き比べを行いましたが、その違いに驚かされました。
このE-2は美音で情報量を拾い上げるサウンドではなく、音の厚みと深さと従来身に染みているアナログサウンドを感じます。以前のPH1.0から更なるブラッシュアップを遂げており、良い意味でより多くのお客様にご理解いただけるサウンドになっているよう感じました。またこの多機能はユーザーフレンドリーではないかと思います。

さてCSRとDS Audioは同じ神奈川県の相模原市に位置し、自転車で移動できる距離とのことです。そういう縁もあり光カートリッジ対応ということもありますが、設計上うまく取り入れることができたとのことです。

同じソフトを使用して、DS AudioのDS-W2にカートリッジを変更しました。

<プレゼンター>DS Audio 担当 青柳氏

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DS Audioのカートリッジに関しては、SOULNOTE E2側で独立した入力を持っており、接続するとDS-W2は赤い光を放ちます。

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DENON DL-103との音の違い、そしてそのクオリティの高さに皆様驚かれておりました。
実は特に新しい技術ではなく、その昔Victorがそういった原理のカートリッジを開発、発売しておりました。まずその概念としては通常のカートリッジ同様であるということで、その発電方式がMMではなく、MCではなく、光であるということでデジタルでないということをご理解いただきたいと思います。

この製品を作れることができたのは、LEDの進化であるということをお話いただきましたが、基本的な設計理論をパネルを使ってご説明いただきました。

皆様に音を聞いて楽しんでいただくというよりも、納得の解説をいただきました。まだまだお若いのに非常になれた口調で解りやすく解説いただきました。
先日天野がレポートをアップしましたので、ご覧ください。天野レポート

今まで知っているアナログサウンドではなく、新次元のサウンドなのですが、すんなり耳に入ってくるというところがこの魅力です。
自社で専用のイコライザーを発売しておりますが、今回SOULNOTEを使用した理由はなんとなくお察しいただけると思います。E-2をお持ちであれば従来の楽しみ方だけではなく、DS Audioのカートリッジを楽しめるということです。またTechnics、TechDASはダブルアームも対応しておりますの、様々な楽しみ方ができます。

アナログの楽しみ方は様々です。

今回国産4ブランドをご紹介させていただきました。オーディオ大国日本であるということを感じることができた試聴会でした。

皆様大変ありがとうございました。

Dynamic Audio 島 健悟