試聴レポートVOL.132 ESOTERIC N-03T

 

今回はESOTERICから発売されたネットワークトランスポートN-03Tをご紹介させていただきます。

ESOTERIC N-03T ネットワークトランスポート

定価¥780,000(税別)

メーカーサイトはこちら

ESOTERICのネットワークプレーヤーは2016年4月1日発売のN-05、そして2017年8月に発売のN-01になります。今回のN-03TはD/A CONVERTERを外したモデルとして発表いたしました。

この意図としては、GrandiosoD1、D-02Xを含め既にD/A CONVERTERを所有しているお客様にとってはD/A CONVERTERが重複してしまうということから発売したモデルとなります。

N-01の製品、試聴レポートはこちら

背面の端子はUSB出力、RCA出力、XLR出力、クロック入力、LAN端子とシンプルになっております。

ハイスペックでの伝送に関しましては、USB出力になりますが、ESOTERICのホームページに各モデルのハイレゾ対応一覧が出ております。自動で対応してくれるというのは非常に便利です。

対応サンプリング周波数/ 量子化ビット数(最大値)

接続方法 USB XLR/RCA
モデル名/
フォーマット
DSD(MHz) PCM(kHz/bit) DSD(MHz) PCM(kHz/bit)
Grandioso K1 11.2 384/32 2.8 192/24
Grandioso D1 5.6 384/32 192/24
D-02X 11.2 384/32 2.8 192/24
D-05X 11.2 384/32 2.8 192/24
K-01Xs 11.2 384/32 2.8 192/24
K-01X +
VUK-K01Xs
11.2 384/32 2.8 192/24
K-01X 5.6 384/32 2.8 192/24
K-01 +
VUK-K01XUSB
2.8 384/32 192/24
K-03Xs 11.2 384/32 2.8 192/24
K-03X +
VUK-K03Xs
11.2 384/32 2.8 192/24
K-03X 5.6 384/32 2.8 192/24
K-03 +
VUK-K01XUSB
2.8 384/32 192/24
K-05X 11.2 384/32 2.8 192/24
K-07X 11.2 384/32 2.8 192/24
OP-DAC1 11.2 384/32 192/24

●USB 接続の場合は、入力機器側の対応Fs に合わせて自動でダウンコンバートします。
●XLR/RCA 接続の場合は、PCM データは384/352.8kHz→192/176.4kHz へダウンコンバートします。
DSD データは5.6MHz→2.8MHz(DoP)またはPCM88.2kHzどちらかを選んで出力します。
※DSD11.2MHz、PCM768/705.6kHz はダウンコンバート出来ません。

その他のスペック

ットワーク部 対応ファイルフォーマット
 PCM ロスレス FLAC、Apple Lossless(ALAC)、WAV、AIFF
 DSD ロスレス DSF、DSDIFF(DFF)、DoP
 圧縮オーディオ MP3、AAC(m4a コンテナ)
ETHERNET 端子 1(1000BASE-T)
USB DRIVE 端子(フロントパネル、リアパネル)USB2.0 以上推奨
 対応ファイル形式 FAT32 またはNTFS シングルパーティション
対応サンプリング周波数
 PCM 44.1~384kHz、16bit~32bit
 DSD 2.8MHz、5.6MHz、11.2MHz
デジタル音声出力 USB端子 1系統(USB2.0 準拠)
XLR端子 1系統
出力レベル:3Vp-p (110Ω負荷時)
RCA端子 1系統
出力レベル:0.5Vp-p (75Ω負荷時)
XLR端子、RCA端子からの出力は、下記が上限となります。
PCM 44.1 ~192kHz、16bit~24bit
DSD 2.8MHz(DoP)
クロックシンク入力 BNC端子 1
入力インピーダンス 50Ω
入力可能周波数 10MHz(±10ppm)
入力レベル 矩形波:TTLレベル相当
サイン波:0.5~1.0Vrms
(50~75Ω)
一般 電源 100V AC 50/60Hz
消費電力 31W
外形寸法 445mm×131mm×360mm
(W×H×D、突起部を含む)
質量 約17kg
付属品 電源コード×1
フェルト×3
取扱説明書×1
ご愛用者カード×1
仕様および外観は改善のため予告なく変更することがあります。
※商標について

D/A CONVERTERの支配力というのが気になるところですが、まずは店頭にて

N-03T & D-02X 合計 ¥2,280,000 VS N-01 ¥1,400,000

を試聴いたしましたが、予想通りN-03T & D-02Xに軍配が上がりました。
(N-03Tからの出力はUSB端子)
これはN-01のデジタル出力をD-02Xに接続した時にも同様に感じましたが、やはり専用機のD-02Xのクオリティの高さを感じることができます。トランスポートで比較した場合は大きな差は無いように感じますので、今回筐体は小さくなっているとは言え、N-01からD/A CONVERTER部分を外したモデルという位置づけで問題ないかと思います。そうするとN-01Tでも型番は良いような気がしますが、01はフラッグシップをイメージする型番ですので、この先を考えてN-03Tとしているようにも感じます。

さて今回伝送の方法としてXLR、RCA、USBと実験しましたが、個人的にはUSB出力の方がバランスがとれているように聞こえました。ただD-02Xの場合であり、接続するモデルによっては、XLR、RCAしかない場合もあると思います。ケーブルのグレードで変わってくるとも思いますが、バランスの場合はエネルギー感が増え音が前面に出てくる印象を持ちました。
最近では良いUSB CABLEも出てきておりますので、USB入力装備のD/A CONVERTERであればUSB接続で問題ないのではないかと思います。

さて今現在ネットワークトランスポートしては

dCS Network Bridge、LUMIN U1などがございます。しかし実際この世界を広げたと言って点ではDELA、FIDATAはストレージ内蔵のネットワークトランスポートとも言えます。
今現在ネットワークトランスポートに関しては、ストリーミングサービスをいかに対応させるかになっております。現在TIDAL、Qubuz、Spotifyのストリーミングサイト。そしてTUNE-INやCalmRadioなどのインターネットラジオ。フォーマットとしてMQA。そして再生ソフトRoomの対応などの対応ということで各社動いております。実際MQAに関してはD/A CONVERTER側になります。

まだまだ楽しみが増えていく世界です。

今データ再生の楽しみ方は色々ございますので、是非ご相談ください。

Dynamic Audio 島 健悟